"ぼんやり系"
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2007年12月17日(月) 西の空
帰宅しようと会社を出ると、早くも日が落ちて
西の空はとっぷり暮れていた。
今日は一層冷え込むような透明度の深い空の色で
そこに、輝くいくつかの恒星の姿がある。
『夏の大三角?』
12月の中頃とはいえ、夕方の17:30。
それは、紛れもない、夏の一等星。デネブとアルタイルとベガであった。
思えば、学生の頃から、星空は決まって東の空で
やれオリオンが昇ったからそろそろ冬だ、なんだかんだと
東から南よりの空しか見ていなかったような気がする。
近づいてくる季節ばかりを追いかけて、やがて去りゆく季節には
まるで目を向けていなかった気がする。
こんな真冬の天候でも、西の空を見れば、そこには雄大な夏の星座がある訳で。
新しい物ばかりを追いかけていて、
こうして西の空を、見てはいなかったんだろうなぁ。