"ぼんやり系"

そこそこ郊外で育った私は、物心付いたときからずっと
寝る場所は、いつも窓のそばであった。

実家を離れ、単身社員寮のワンルームでも、なんとか西の星空が見えた。
その後、期限が来て寮を追い出された時も、南の空が見える登戸のアパートだった。

その後の、(今となってはメモリアルの) お世田谷は奥沢のアパート。
ぼろで狭さ極まりないそこは、サッシ越しに、もろに南の空が見えていた。
不発だった年の獅子座流星群をそこからリアルタイムで見たっけナァ。。

マンションとなってしまった今は、まー東の空は見えるのだけれど
寝ながら、という訳にはいかなくなってしまった。

いつかきっと、窓の外の星空を見ながら寝たい物だなぁ、などと
まぁそんな夢を見ながら、ベランダから夜空を眺めてみる。

オリオンが登ってきたねぇ。もう冬だねぇ。