僕らにとっては今今で、
まさに現代そのものの日常なんだけれど
長男が成人したりして、自分の過去を振り返ったとすると
今僕が見ている日常の風景は、かすみのかかった色のあせた
どこかぼんやりしている風景になるのは違いない。
オールステンレス製の新型車両も、巨大なヒルズも
シリコンオーディオもパソコンそのものだって
吊り掛け鋼鉄製車両や同潤会アパートや
ソノシートや計算尺的な物になっているのだろうか。
僕自身は、そんな未来を早く見てみたいという気もするし、
ある程度今のまんまでいーかな、という気もする。
長男の写真を整理しながら、変に昭和っぽい写真や
わざと白黒で撮った物を見る度、そんな事を考えている。
『お前が生まれた頃の この辺りはね...』
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(ちなみに、嫁実家のコンパクトカメラ(87年製)で撮った銀塩写真は、見事なまでに昭和率が高いです(笑))