natsuyasumi "ぼんやり系"  〜 august

Since:2000/4/21



●2000/08/31

夏の終わりに。

だいぶ涼しさを取り戻した夜風に当たりながら、
夏を思い返してみる。

若い頃は、とにかく無計画で、
やりたい事、したい事ばかりで、
結局、毎年、うまくいかない夏が多かった。

悔いや心残りが多い分、
強烈に暑い日差しだけが、思い出になる。


今年の夏は…
私の中では、まだ、今年の夏は終わらないけれど、
少しは、自分の生きたいように、生きられた気がするし、
自分がしたいように、振る舞えたような、そんな気がした。

…2000円札や新500円玉と一緒に、良い思い出になるといいな。




●2000/08/27

夜更かし

もう寝なくちゃイケナイのに、
明日はまた会社なのに、
また夜更かしをしている。

色々と考えて、やっぱり今日は
もうこれで寝ようとしているのに、
ラジオからは "ストーンズ" が流れる。

"いいじゃん、もっと遊ぼうぜ!" と言われているようだ。

  (…じゃあ、もう少しだけ… あと少し…)

…そして、夜は更けていく。
夏という季節は、罪作りだなぁ、なんて。


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●2000/08/22

結婚するって本当ですか?

昔の仕事仲間が、結婚するらしい。
また、 "後輩にして人生の先輩" が誕生する。
めでたいことだ。

遊園地に勤めていた頃、修繕維持の人手不足を補うために、
むりやりメンテナンスの世界へと彼を引っ張り込んだのである。
幾度と無く徹夜をして、帰りの軽トラック(自家用)で、
"夜明けのラーメン" をよく食べたっけ。

二輪のノウハウを持っていた彼には随分助けられたし、
下らない話をしながら、音楽とか、少し先の将来とか、
若い(かった)彼との世代を越えた、おバカ話は楽しかったな。


お二人に、幸多かれ事を。



●2000/08/17

夏休み

もうすぐ、お盆である。(上の日付的にはお盆だ)

ネット上でも、ちらほらと早めの夏休みをとるwebmasterを
良く目にする。
世間より一足早い、 "今世紀最後のフツーの夏休み" の報告を見ると、
やはり、居ても立ってもいられなくなる。

朝、通勤途中に、学校のプールに通う学童とすれ違う時、
手にした透明なビニールバッグを見る度に、
夏に置いて行かれそうな気分になる。

そうだよ。今はもう夏休みなんだ。


〜 今年の夏も、とても暑く、そして沢山の思い出が
  出来ますように。


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●2000/08/10

メール

突然、会社に "宛先が複数のナゾのメール" が来たと思ったら、
学生時代の級友からだった。実に8年振りの文字話である。

「ひさしぶりじゃん。懐かしいね」
「今、旦那が夜勤だから、私が返事をしとくね」
「場所は色々変わって、今は横浜にいます。今度飲みたいね!」

いつもの階段教室で気だるい講義を聞いた後、図書館で待ち合わせて、
意味もなくゲーセン、カラオケとハシゴしたあの頃の面子である。
恋愛、バイト、測量、設計に明け暮れたあの頃。
まだ見えぬ、社会に向かってどう生きていくか、漠然と考えていたあの頃。

いまみんなは、どんな感じて生きてるんだろう。
あの頃のように、ちょくちょく会えないのが切ないけどne。




●2000/08/04

コーラ

ふと街角に、錆びた自動販売機を見かけた。

プラスティックのサンプルなどは一切配されておらず、
背丈は、かなり小さい。
正面左側には、細長いガラス窓がある。

窓を開けると、ガラス瓶に詰まった炭酸飲料が、
すこし斜めに汗をかいて顔を覗かせる。
で、お金を入れたら、直接手でそれを引っこ抜くんだ。

"ガッシ、シャン! バタン!!"

取り出すときは、いつも独特な音がしたっけ。
コークやペプシ、気が利いた所では、ファンタグレープなどが冷えていた。
正面右側の "くぼみ" につっこんで、王冠を落とす時が
一番幸せだったな。

この古ぼけた、年季の入った機械は、
どれだけの少年達を見守って来たのだろうか。


◆to july


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"ぼんやり系" 〜 august 2000