Since:2000/4/21
夏の終わりに
今年はあまり、夏雲を見ていない気がする。
もともとプールや海に行くタイプではないので、
水辺のにぎわいが、どれくらいだったのかは知らない。
けどきっと、控えめだったんだろうな。
もっとも、網を持った小学生は冷夏にかかわらず
元気に右往左往していたみたい。
でも、確かに夏空の日の方が、蝉も子供もいきいきしている気がする。
朝の電車が空いているうちは、実は大人だって夏ムードの営業なんだもん。
9月に入ると学校も始まるから、イヤでも大人顔して電車に乗らなくちゃいけないかな。
火星が大接近したこの夏。
あなたの心の中には、どんな思い出が残りましたか?
マン・パワー
行き着く所は、結局人間のチカラの部分で
帰省の大移動だって、ここぞと遊ぶところだって
オペレーションは、全て人の手にゆだねられている。
なにもかも、人がする事で、それらは機械がしてくれるわけじゃない。
全ては、マン・パワーなんだよね。
当たり前な事に気付きつつも、今年のお盆が終わっていく。
ちょっと寒かったのが心残りかな。
是非とも、太平洋高気圧な残暑に期待したいところ。
ほら、スコーンと抜けた、青空を見せてごらんよ。
自転車 de GO!
「じゃあさ、今日は内牧行こうぜ」
「いや、野田にしよう」
「えー、せんげん台でザリガニ捕ろうぜ」
夏休みに入って、僕らは毎日のように家の前に集まって
日中の冒険旅行の計画を立てた。
…しかし、一週間を過ぎるとネタも尽きて
集まりはするが肝心の目的地が決まらない。
「今日どこいく?」
「そーだなー…」
折しも、暗黒雲が空南部を占拠していた。
雷鳴と、時折、写真機のフラッシュの様に光る稲妻が遠くに見えた。
「…カミナリ見に行こうぜ!!」
無邪気にも満場一致で、すぐさま自転車にまたがり
一路南を目指す。
ビタビタの雨が降る頃には、団地の軒下などに避難して
食料(おやつ)を喰いながら笑ったっけ。
夏休みは自転車に乗って、毎日冒険するのが日課だったっけな。