Since:2000/4/21
1Mb。
会社のパソコンを整理していると、
出向時代のドキュメントが出てきた。
その容量、1Mb。
このパソコンと一緒に、あれから二回の人事異動を体験した。
なのでアッサリ消してやろうと思ったが、
たったフロッピィ一枚分の情報内容、なんか惜しくて消すに戸惑ってしまった。
『だって、ちょこっとだし。いつでも消せるし…』
…この調子じゃ、今年の大掃除も期待できない。
サンタクロース
『靴下を片方だけ、ベットにつるして置くのよ』
母親はそう言って、部屋を出ていった。
僕は、ふーんと聞いて、それでも全然興味が無かった。
翌日、小さな靴下の事などすっかり忘れていて
体を動かした時、四角い箱が入った枕元のそれに気付いたときは
しばらくなんだっけ? と考えてしまった。
中にはトヨタのカブリオレのミニカーが入っていて、
めちゃくちゃ嬉しかったことを覚えている。
…今でも、メインのプレゼントは、チープな "おもちゃ" と決めている。
今年は、どの家の煙突に入ろうかなぁ? なぁんて、ね。
柿と絞り大根
ぼーとレジで順番待ちをしていた。
私はポテチと牛乳である。
柿(一ヶ)と絞り大根(レトルト風パック)が、
カゴ無しで平台に乗っている。
前の人はOLだろうか?
『彼女、一人暮らしなんだろうなぁ。。。実家はどっち方面なんだろう・・・』
それをぼんやりと眺めながら、ふと、そんなことを思ってしまった。
レジって、生活が見えちゃったりするので、
時に、はずかしく思ったりすること、ありません?
ROTO6
ちょっと前の出向先のOB会があった。
お世話になったあの人が、大阪からやって来たのだ。
クリスマスムードの新橋で、待ち合わせをした。
僕よりずっと年上の先輩達だけど、みんなやさしくて
貸し切り状態の店内で、大いに話して、そして笑った。
なんの脈絡もなく、勝ち馬投票券に似たマークシートが廻ってくる。
なんでも、任意の6つの箇所にマークして見事当たれば
今回は4億円(?)をゲットできるのだとか。
「んなウマイな話が…」とか言いながら
書き込み終わる頃には、誰もが当たる気分になっていた。
一週間後の夢の山分けをつまみにして、飲む日本酒の味は…
(このページが豪華なGifてんこ盛りになっていたら、アヤシイかもよ?)
夜の街
ほんの2年ちょっと前。
僕はズルして、会社に車で通っていた。
こんな寒い夜の遅番は、帰宅は必ず日付が変わった。
車が殆ど走らない夜中の道は、街灯で照らされたアスファルトが
縞模様になって延々と続く。
つけっぱなしのラジオは、ずっと切れ目の無い曲を流していた。
部署が変わり、勤務地が変わり、土日に休めるようになって
ライフスタイルが変わった。
スーツを着て、通勤は電車になった。
そして車は、休日の渋滞専用になった。
今日、やけにこの車が軽く感じるのは、
久しぶりの夜の街を、一人で走っているからだろうか。
(そういえば、オイル変えたんだっけなぁ…)
らいおんハート
義務教育を受けていた頃は、みんな大人達が何でも
教えてくれるモノと信じていた。
しかし、社会人になって(もう十年くらいになるが)
判る事と言えば、
それらはなんでも自分自身で興味を持って触れたり、確かめたり、
時として無視しなくてはいけないということ。
そして、影響されたり、為になったり、そっと教えてくれたりするものが
大人だけでなく、上司や同僚や部下だったり、年下や子供だったりする。
そしてそれは、TVの中のヒット曲だったりする。