Since:2000/4/21
天気予報
日付が変わるちょっと前。
ついていたTVから、ゆっくりと明日の天気が伝えられる。
明日はいい日になるといいな。
そして、年が変わるちょっと前。
過ぎた日々を振り返りつつ、まだ見ぬ来年に思いを寄せる。
来年も、もっと良い年になると、いいな。
木星とアンタレス
『そーいえば、5年前の夏に、さそり座のアンタレスがいつかメールで、そんなことを話した。
真っ赤だと初めて認識できました。
それまでは、あんまり赤く見えたことがなかったもので・・・。』
今日の夜空は晴れ渡って、吸い込まれそうな背景と
冬の大三角形に寄り添う木星があった。
木星は、いつかTVで見た、ボイジャーが映し出したあの色に見えた。
東京にだって、宇宙を感じられるような晴れた空を見ることが出来て、
そしていつか見たときには見えなかった、星の色を感じられる時だってあるんだ。
昔は見えなかった事でも、暫くしたら見えてくることだって
結構あるのかも知れない。
「Cloudy」
忘年会の帰りの東京駅で。
コンコースで白っぽい作業着を着たオッサン達が複数で
地べたに体育座りをして時間を潰している。
目線の先をふと見ると、若いのがせっせと、赤と緑の
ポスター看板を取り付けていた。
どうやら、終電を待っての、クリスマスの装飾らしい。
クリスマスをつくる人も、それを楽しむ人も
今年もハートウォーミングな一日になるといいな。
…街のサンタクロース達は今頃、何をしているのかな?
地下鉄
帰り道。
たまたま、地下鉄の先頭車両に乗ってみた。
全自動化されたワンマン車両は、すーと加速する。
通い慣れたいつもの鉄路は、右に左に登りに下りに急カーブに
想像以上にエキサイティングな道のりである。
いつもの吊革感覚なら、まぁ大体まっすぐなんじゃあない?
などと思っていたのだが、それは大きな間違いであった。
先人が築き上げたテクノロジーの上で
とてもイージーに生活している。
何も知らず、険しい道も、単調に生きて来れたのかも知れない。
会社に入って気が付けば、僕は年齢的にも時代の担い手である。
僕は今まで、何かを担って来たのだろうか?
これから、何か担えるのかな。