december "ぼんやり系"  〜 december

Since:2000/4/21



●2001/12/30

天気予報

日付が変わるちょっと前。

ついていたTVから、ゆっくりと明日の天気が伝えられる。
明日はいい日になるといいな。

そして、年が変わるちょっと前。
過ぎた日々を振り返りつつ、まだ見ぬ来年に思いを寄せる。

来年も、もっと良い年になると、いいな。




●2001/12/21

木星とアンタレス

『そーいえば、5年前の夏に、さそり座のアンタレスが
 真っ赤だと初めて認識できました。
 それまでは、あんまり赤く見えたことがなかったもので・・・。』
いつかメールで、そんなことを話した。

今日の夜空は晴れ渡って、吸い込まれそうな背景と
冬の大三角形に寄り添う木星があった。
木星は、いつかTVで見た、ボイジャーが映し出したあの色に見えた。

東京にだって、宇宙を感じられるような晴れた空を見ることが出来て、
そしていつか見たときには見えなかった、星の色を感じられる時だってあるんだ。

昔は見えなかった事でも、暫くしたら見えてくることだって
結構あるのかも知れない。


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●2001/12/15

「Cloudy」

忘年会の帰りの東京駅で。

コンコースで白っぽい作業着を着たオッサン達が複数で
地べたに体育座りをして時間を潰している。
目線の先をふと見ると、若いのがせっせと、赤と緑の
ポスター看板を取り付けていた。

どうやら、終電を待っての、クリスマスの装飾らしい。

クリスマスをつくる人も、それを楽しむ人も
今年もハートウォーミングな一日になるといいな。


…街のサンタクロース達は今頃、何をしているのかな?



●2001/12/10

地下鉄

帰り道。
たまたま、地下鉄の先頭車両に乗ってみた。

全自動化されたワンマン車両は、すーと加速する。
通い慣れたいつもの鉄路は、右に左に登りに下りに急カーブに
想像以上にエキサイティングな道のりである。

いつもの吊革感覚なら、まぁ大体まっすぐなんじゃあない?
などと思っていたのだが、それは大きな間違いであった。

先人が築き上げたテクノロジーの上で
とてもイージーに生活している。
何も知らず、険しい道も、単調に生きて来れたのかも知れない。

会社に入って気が付けば、僕は年齢的にも時代の担い手である。
僕は今まで、何かを担って来たのだろうか?

これから、何か担えるのかな。


◆to november

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"ぼんやり系" 〜 december 2001