january "ぼんやり系"  〜 january

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●2002/01/31

柱のキズ

「あら、オレ5年前と変わらないのね」
「…私なんか、縮んでるのよ」

荷さばきをしていて、ふと目に留まった柱のキズ。
そういえば、毎年ココに鉛筆で、我々の成長記録を書き留めたものだ。

「おぉ。中学時代ってオレこんなんだったんか」
「『ボクの背の低いのは、母さんのせいだ』って言ったんだよ」
「へぇ、ヒドイ事言うね」
「ま、子供の話と思って、なんとも思ってはいなかったけど」
「ふ〜ん…」

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いやまぁ、育児ってのは大変なんだなぁ、と。

(てか、配偶者が先だっての)




●2002/01/25

なべやきうどん

確かに大人になって、沢山うまい食べ物を
食べられるようになったし、また場合によっては

「味が落ちたかな? 昔はオイシかったな〜」

などと、最初に食べた時の感動が薄れてしまったりして
寂しい思いをしたりする。
いつの間にか、僕らの舌が肥えてしまったのだろうか?

が、しかし。スーパーで売っていた、この、アルミカップの鍋焼きうどん。
百数十円で懐かしくも、おいしく食べられちゃったりする。

そうそう。
真冬の星見で雪原に洞穴を作って、
北風をしのぎながら固形燃料で作ったそれ。
あの味が脳裏に焼き付いているのだろうか?


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●2002/01/18

10年ひと昔

「だって、コレ最近買ったヤツでしょ?」

実家の、灯油ファンヒーターと瞬間湯沸かし器が
良く立ち消えするという。
仕方ないのでバラして手入れしたりする。

「よく考えたら、ちょっと前って安価なファンヒーター無かったよね」
「この湯沸かし器だって、二代目で・・・」

製造年月日を見ると、軽く十年越えている。
すでに部品のストックもあやしい。
そういえば、十年前はビジネスでポケベル。若い娘なんて持ってなかった。
携帯電話なんか見たこと無い頃だ。

これらがウチに来た頃は、周りはどんな風景だったのかな…




●2002/01/01

年賀状

コタツに入りながら、おとそを飲んで
エビを食べて、コブ巻きを食べて、お餅(いそべ焼き)を食べて…
しばらーくするとお年玉が貰えた。

中身を見ずに、自分の引き出しにしまい込みつつ、
そっと隠れてはピン札の隅を数えたり、新札の匂いを確かめたりした。

家族がごろ寝を決め込む頃には、僕はそわそわと外に行っては
ポストを何度も覗く。

あの娘からの年賀状、来ているかなぁ…

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とか言いつつ、自分が書き出すのは正月になってから、なんですけどね。
今年も…

(小学生の頃の思い出です)


◆to december

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