june "ぼんやり系"  〜 june

Since:2000/4/21



●2002/06/26

校庭の大河

大雨が降ると、いてもたってもいられなくなって
傘をさして学校へと向かう。
普段はのっぺらぼうの校庭に、突如巨大な河が出現するからだ。

100m走路の真ん中あたりを分水嶺として、200mトラックを横切り
大きく河は蛇行しながら、最後の校門付近の河口の川幅は、
だって裕に60cmはあるんだぜ。

中流域などは、激しい浸食で、みるみる河の形が変わっていく。
なんて、サスペンスなんだ。

僕らはびしょ濡れになりながら、それを鑑賞し、
時には小石で堤防を造って試したりした。

散々遊んでそれに飽きたら、近所で駄菓子を買ってきて
山の土管の中で、外を眺めながら、その "食料" を食べたりして。

(小学生ぐらいの雨の日は、案外楽しかったんですけどね〜)




●2002/06/18

リア・ウインドーの夏

冷媒の抜けてしまった商用車の窓を全開にして
今日もちまちまと、アクセルとブレーキを踏む。

梅雨になったらなったで、気温は下がるけど
イージーな曇り止めには、クーラーは欠かせない。

「暑いなぁ、オイ…」

前の車のリアウインドに、ずーっと映っている夏雲が
僕を笑っているようだ。


『だって、これから、夏になるんだよ?』


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●2002/06/12

似た声の人

帰りの通勤電車の中なのに、
そんな具体的な会社の話はやめてくれ〜

と、常日頃思っている私だが、
今日は、なんとなく、じっと聞き入ってしまった。

少し優しく、間合いをとりながら
疲れているのか、たまに語尾がかすれる彼女。

…あの日の、彼女の声に、どこか似ているな...

でもそんな彼女も、
今もどこかで、そんな話をしているのかも。




●2002/06/01

布団を干そう!!

週末ぐらい晴れてくれないと、色々と都合が悪い。

日常がめまぐるしくて、
すぐに結果ばかりを求められるけど、
だってねぇ、ペンキを塗って乾くまでとか
洗濯物を干して、取り込むまでとか、
そういう時間って、案外必要なんじゃないかなぁ。

十分に干した布団とか、気持ちいいじゃない?

だから今日は、じっくり、布団でも干しちゃおう。
もっとも、晴れたら晴れたで、すぐに出かけたくなっちゃうけど。


◆to may


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"ぼんやり系" 〜 june 2002