"星関係"

獅子座流星群とか。

(どーもスキャナの使い方を判っていないらしい…)

ネットでいろいろ巡回してみると、案外見れなかった人が多いみたいで、それじゃあ直接見る事が出来たのに、かなーり失敗したとはいえ写真に収まっているモノも見せずじまいじゃあ、なんか失礼というか勿体ないな、という事で公開してみましょう。

(それにしても、う〜ん最悪の写りだ)

のぼる獅子座 今日なんとなくカメラ量販店に行ったんすけど、メカニカル(機械式)カメラって売って無いんですねぇ。天体写真の場合、シャッターを5分とか15分とか開けっ放しにして写真を撮るんですが、シャッタの解放を維持するために電池の電気を喰うのです。しかし冬は寒くて電源が細り、結果シャッターが不本意に落ちてしまうんですネェ。

パパの時代のカメラでないと思いの外うまく撮れない、なんてちょっと滑稽で楽しいでしょ?

写真(1)は11/20,02時30分頃の獅子座のあたりの空。多分1〜2分ぐらいしか露出できていないはず(HR1600)。この流れ星は一瞬周囲パッと明るくなったりして、金星より明るい気がしたので-4等級以上はあったかも(流星痕付き)。

う〜ん、笑ってしまうぐらいフレームアウト(笑)


写真(2)は、同日02時45分頃の牡羊座のあたりの空。上部左上の、星がツブツブ集中しているのは、歌でお馴染みの"昴"なのだ。5分ぐらい露出できたのかな?(HR1600) カメラのボディを必死になって素手で暖めたりして、無駄な涙ぐましい努力のお陰で星の軌跡がギザギザになってしまった↓(笑)。
牡羊座に双子流星 ちなみに、電池も何度も取り出して暖めたし、ボディや電池場所も懐中電灯で暖めたりしていたのです(コレが素手よりも暖まったり)。ま、周りには幸い写真を撮る人もいなかったのでアレですが、普通はひんしゅくの行為なのです。

流星的には、モビルスーツ戦の流れ弾が市街地に落ちて行く感じです(笑)。 写真で見るとかなりショボイですが、実際はこれも-1等級は裕にある流れ星。周囲の明るい星よりも、現実は数倍も明るかったぞ。

スッ、スッと、一秒も間隔も開けずに流れました。


しかしアレですよ。アレ。冷静に考えてみたら、流星をカメラに納めるなんて、32年間の人生の中で初めてのことだったのじゃないか! 本来はそんなに偶然な出来事なのです。駄菓子菓子!! 現場では、『なぜオレの指定したフレームに限って流れない!!』感バリバリでした。それだけ量が凄かったんです。ホントに。

だって、


シュッ!

シュッ..シュッ..
シュッ

ビュワッ!! ビュワッ!! ビュワッ!!
(↑↑ 流星痕をイメージしています ↑↑)


シュッ..シュッ..
シュッ!

ってな感じなんですよ。1/fのピークの時って。でもって、写真の写りだと、かなりちんまいですが(実はすごいショックだった)、ひとつの流星が大体空にして60度角ぐらいを占領して発光して流れていきます。モーニング娘。で例えると、『LOVEマシーン』でいうところの「♪〜世界が占う Yeh!Yeh!Yeh!Yeh!♪」の、ココの『1Yeh!』のフリの時に、指先が弧を描いて差している部分に相当する長さ(と近い早さ)の軌跡が、天空に刻まれる訳です。・・・スゴイでしょ?


オリオンとおおいぬ ホテルの中から

写真(3):左 は冬の代表、オリオン座とおおいぬ座。(同日03時50分頃撮影 5分程度? 撮影 HR400) おおいぬ座の一番明るい星のシリウスは、全天で一番明るい恒星で、-1.4等星。(今はオリオンの側に土星と木星がいて、それより明るく振る舞っている)。

地表付近の木立の中を光る流れ星は結構インパクトあって、我々は科学の力で流星雨と知っているから良いけど、なんの予備知識の無かった時代の人はさぞかし驚いただろうな、そりゃあ自転車のタイヤチューブの空気も吸うカモね、などと想像してしまった。だって、たまに遠くでフラッシュを焚いたように周りが明るくなる事が多々あって、ホントちょっと驚いたりする。スゲーです。(緑色のぼんやりは雲です)


写真(4):右 は北極星付近をホテルの室内よりガラス越しに撮影。(同日05時10分頃 15分間撮影 HR400) ちゃんと暖かければフツーに撮れるんだよ〜、という未練がましさモリモリで掲載(笑)。ていうか、天体の固定写真の場合、露出時間(と撮影地)さえ間違わなければ本来失敗する方が難しかったりして。

薄明? が始まったのか空が青く映って昼間のよう。木立の中でデカイ流星も2〜3個入ったんだけどなぁ。。。(下の部屋の電気もついたのかな〜? ちょっと記憶も曖昧)


(全編CONTAX RTS(初期型らしい) 35mm F2.8 をF4で撮影しています)
(もひとつ絞った方がよさそう)


ま、以上が獅子座流星群奮闘記、という事であります。
安スキャナを、使い方も読まずに使っていますので(笑)、実際の紙焼きはもっとシャープになっていますけど、印象としてはそうも変わっていないかも。

次の機会は、もすこし感銘を受けるような画質で、あなたの心に迫りたいと思います(予定)。


最初に戻る



◆posted essay  ◆カレー ジケンボ  ◆夏休み自由研究2001  ◆HP方言変換(link)  ◆karisuma link 
"ぼんやり系" 〜 星関係