"冬休み自由研究"   〜 in 2000-2001

冬の自由研究 ●小学生の自分探求  (00.12.29)  
●スキー板を研ぐ!!  (01.01.09)
●初夢を見た?!  (01.01.13)
●古賃貸の暖気対策!!  (01.01.27)
●使用電力を考える  (01.02.25)


●冬休みと私

さて、冬休みである。大人になってしまった我々には、"盆と正月ルール" に基づいて帰省したり、ご先祖様には会わずリゾートしたりするのが定番である。オフィスが休みに入る頃には、いつも車にまみれている幹線道路がガラガラになったり、人が常に交差するビル街や最寄りの駅がシンとしたりして独特な雰囲気が漂ったりする。ダウンのポッケに手を突っ込んで、燃焼した灯油の匂いの感じながらピンと冷えた空気の中をとぼとぼ行動していると果てしなく年末を感じるものである。

メカピラの自由研究 475KB しかし日本中がおめでたく正月を迎える準備をしている最中なのに、ちょっと昔、自分はいつもと変わらずフツーに働いていた時代があった。当時は割り切って働いていたつもりだが、素直に大掃除に興じる事が出来る人たちをどこか羨ましく感じていたものだ。まぁ働く方も無理をして職場にケーキやカップそば、しるこ(といっても湯で戻すタイプ)を持ち込んで、同志で年末年始の小さな幸せを共有した事もあったけな。

あぁ、そういえば、そこの職場はもう地球上から無くなってしまうんだっけな。別れって、いつでも悲しいものだ。またいつか同窓会じみた事がで出来るといいが、あの場所で同じ時間に同じユニフォームを着ることも無ければ、お客さんと一緒に遊ぶように働いたあの感覚はもう感じる事は出来ないんだよね……
…おっと、こんな事を書くつもりではなかったのに、つい感傷的になってしまった。。。あそこにはドラマが有り過ぎて、移りゆく気持ちを書き留めていたら何テラバイトあっても足らないのだ(ぃゃ、いくらなんでもテラはないか)。


という訳で、ワンダーエッグ、さようナリ〜!


明るくバイバイした所で、話を自由研究に戻さなきゃダワ。



●小学生の自分探求●
〜 知らない過去の自分を訪ねて 〜



さて今回のお題は、この夏に行われた小学校の同窓会と卒業文集についてである。

その同級会であるがこちらに書いたとおり、とても楽しく過ごす事が出来た。マァ同級会なんて何十年振りに再会して面影を辿りながら過去を懐かしむという、タダそれだけの会ではあるが、我々の年齢が30を少し超えたという人生のターニングポイント(というか折り返し地点?)を自他共に感ずることが出来て大変興味深い時間を過ごすことが出来た。

校庭の自由研究 担任の先生は相変わらずのノリで限りなく生徒に近く、何か話し始めれば本筋から脱線しまくってばかりだし(それが当時からもの凄く共感した物だ)級友の方は、一人、また一人とのれんをくぐって入って来る瞬間から当時の雰囲気のまま(顔や体型が進化したカンジ)で、参加者が増えるたびにナゼか笑いを誘ってしまうのだ。また、それぞれに性格もママで、仕切や茶化し、ボケやツッコミの役割が変わっていなく、そのまま20年前のあの小学校にタイムスリップしたようで、話は尽きない。

このまま、また明日もこのメンバーでこの場所に居るのではないか? と何度も錯覚してしまった。きっと僕らの小学校は何の理由も無く通えて遊べる場所だったのだろう。卒業後えらく時間が経ってメンバーが集まれる結束力(?)は何かと言われれば、僕らのクラスはただ、先生も交えて偶然にも理想的な人的バランスがとれていただけなのかも知れない。しかし、こうしてカラオケをしながら、マイクを誰かの二世に奪われて即興の歌をムリヤリ聴かされたとしても、ここは僕たちの小学校のコミッティそのままなのである。

…そんなこんなで帰宅しても、深夜になっても興奮して眠れない。自分は、別れ際先生が大切そうに持っていた卒業文集が無性に見たくなってしまい、ガサゴソと押入の奥から探り当て読みふけったのである。するとそこにはもうとっくに忘れてしまっている昔の自分が、今こうして覗き込んでいる現在の自分にメッセージを送っているのだった(それもバストアップのカメラ目線写真付きで)。まぁ折角の機会なので、過去の私が記した文章を以下にご紹介しよう。


駒ヶ岳ケーブル

8日の朝、ぼくたちは、駒ヶ岳ケーブルの駅についた。 さわぎながら列にならんだ。少しして、ケーブルカーに乗った。 みんなかけ足で、自分の場所をとった。その後、駅員が来てボタンを押した。 "発車" ガタン。ゴトン。ガタンと、音をたててケーブルカーは、上へと行った。 ぼくは前方の方を、じ〜〜〜っと見ていた。 そのとき、加線があるのに気がついた。 ふつうのケーブルカーは、ワイヤー(ロープ)に引っぱられているのに、このケーブルカーは加線があるのだ。 「なんのためにあるのかなあ。」と、ぼくは思った。 こんなことを思っているうちに、すれちがうところが見えた。 みんな「右に曲がる。」「左だ。」と、曲がる方を、よそうした。 ワイヤーは、右の方にあった。「右かあ。」左の人は言った。 でもケンチョ(佐竹君)は、「さいごまであきらめないんだ。左。」と言った。
上の駅について、頂上のところへきた。そしたら、美しい富士山が見えた。 ぼくは、その頂上に、小さな石を一つのせて、駒ヶ岳ロープウェイへ、と行った。

(以上、原文のママ)

ショックだった。芸風も文章センスも、実は現在と全く変わっていないのである。また、当時の自分には知るハズも無い将来(現在)の自分像を的確に描写しているのだ。特に視覚から入力された何でもない情報について幼いながらに興味を持ち、解析しようとしている。(補足すると)私はたまたま入社した現在の会社でその後、自分の意と違ってなりゆきのまま業務を割り当てられ、結果、詳細の図面が殆ど残っていない遊戯施設の機器修繕の道にどっぷりハマった訳だが、まさにそれと同じ様な(思考回路の)事を、小学校の頃に何の気なしに考えていた訳である。実にキモチワルイ。ぉぉぉ、オマエは誰だ! 予言者か?!と卒業文集の自分に問ってしまった。
(いや、当時の私は単にヒマなだけだったのカモ)

ところでこの、B5サイズの布織りされたカバー付き卒業文集は殆どが白黒であり、生徒の原稿はガリ版用ブルーシートに鉄筆…を進化させたボールペン筆跡の画像読み込みスタイル(印刷には出ない方眼紙が書かれたていた)、である。先生が請け負うクラス紹介の原稿部分は見開きページ一括の画像取り込みであった。またカラーページは全校生徒一同写真(めんどくさがりの私は体操着のまま映っていて笑える)と、巻末にあるその時代の年表(いわば新聞の社会記事スクラップ)のみである。サイズといいたたずまいといい前近代的なイメージである。

退場門付近の自由研究 パラパラと他のページもめくってみる。『誠実』・『協調』・『ほがらか』などいかにも小学校の校訓にありそうな文字が目立つが、中には『目標』・『達成』・『継続は力なり』などと、生産性を重視する昨今の企業スローガンの様な、小学生では到底意味合いを理解し難く思える文字も目に付く。しかし粒子の粗いスゴイ色合いのカラー年表をぼんやり見ていると、当時の日本が大戦敗国ながら世界を相手に猛烈に頑張っていた様子が伺い知れ、それらの単語も教育として必要な要素である事が理解出来る。(ところで、現在はどうなっているんでしょうね)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

クラス会の別れ際、先生が我々に向けた言葉がある。

『 どんなときでも、生きていて。 』

もともと三の線で我々に接していた先生の、その言葉は意外であった。

--- どんなときでも、生きていて。---

きっと、何年も時が経とうとも、我々の心の中では先生はいつまでも先生なんだな、と感じた瞬間だった。こんなステキな先生に巡り会えて、本当に幸せだと思った。


この休みに実家に帰っている皆さんも沢山いらっしゃると思う。
のんびりとした時間の中で、是非みなさんも押し入れの奥に眠っている卒業文集でも引っ張り出してみて欲しい。忘れてしまった『過去の自分探求』なんかをやってみるのも案外楽しいのでは。と、思う次第である。(ミレーニアムだし)

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●スキー板を研ぐ!!●
〜 お手軽(?)インチキ(?!)スキー板メンテナンス 〜



正月も終わると蛇口から流れ出る水もマジに冷えて、なんとなく手を洗う時などに指先に真冬を感じちゃったりする頃合いである。まぁ家族で味わった実家のおせちが暖かくてウマ過ぎて、帰京後、一人でポツリとボロ賃貸で食事をする侘びしさがそう思わせているのかも知れないが、季節は一直線に真冬に向かっているということだ。先日などは関東エリアで降雪もあって(暖冬だから)、しんしんと冷えていくのが如実に感じられた。

スキー板の自由研究 さて、冬の楽しみといったらコタツにミカン、そして冬山にスキーであろうか。丁度、我々の世代はバブリュ期と共に成長したため、高校の修学旅行がその時代に乗って、趣ある「京都・奈良歴史探究ツアー」から、体育会系「八幡平スキー合宿ツアー」に変更されてしまった。(中学時代に「奈良・京都」に行くことが出来なかった友人は泣いていた) スキー専門店が郊外に店舗を構え始め、そのCMソングが冬のテーマソングとなったりした時期である(でもって、今でもカラオケの定番だったりする)。

当時はウエアや板は、夏の独身OLが毎年水着を変えるの如く毎年チェンジするのが定番だった(らしい)。それも今のように板セット(1.98万)ウエアセット(1.5万)の様な相場でなく、(軽く見積もって)それぞれ4万、6万合わせて10万、というびっくりお値段であり、毎シーズンあちらこちらで

『これ見てぇ、おニューなのォ!』  (…死語?)

という会話を普通に耳にした。まぁそんな時代だった。

そんなファッション性の高い時期もあったが、あっという間に10年後のオジサンな私は、そんなポンポン変えるのは勿体なくてしようがない思いに捕らわれるようになった(早く気付よ>自分)。まぁ当時から「安物フェチ」であった私は(随分と銭失いな思いもしたが)、父のお下がりの長尺モノを履きつつ、だいぶスキー板も値がこなれて短めの板が出始めてきた5年ぐらい前に、現在の板を購入した。(写真上。ちょうどサイドがコーティングされ始めた頃)

私のような、スキーに激しい思い入れがある訳でもない、特に滑りが上手い訳でもない、へっぴり腰・万年中級 "ぼんやり" スキーヤーは、エッジが錆びようが滑走面の摩擦係数が増えようがお構いなしである。滑り終わった板はそのまま次シーズンまでほうって置かれる(ちょっと可哀想かな?)。だたひとつ、注文があるとしたら、それは恐い怖いこわーいアイスバーン(と固い人工雪バーン)に抗するエッジの切れだけは何とか維持したいと思う次第だ。しかしショップのメンテナンスは高く大袈裟に感じられ(だってへっぴり腰だし…)だいいち面倒くさい。エッジ研ぎ専用パーツもあるが、な〜んか購入意欲をそそられなくて毎年そのままにしていた。

100円ショップの自由研究 そこでハイパーツール!100円ショップ砥石!!
よ〜く考えてみたら、エッジを包丁用の砥石で研いじゃえばいいんじゃん。ただ正式な砥石を使うのはちょっと気が引けるので、100円ショップにあった研磨剤を接着材で固化している(と思われる)ちょっとバッタなモノ(?)ならバチも当たらないだろう。早速、狭い風呂にて実験開始!

板を素手で触ってみると判るがエッジが丸くなっている部分は、(板を人間にたとえると)肩から脇腹にかけて腿からガンダム筋(ふくらはぎ)の部分であるので、ココをシャキシャキ研いでやる。(メレンゲと一緒で単一方向に)ただ、アイスバーンを三枚におろす必要もないのであんましシビアに尖らせる必要はない(危ないしね)。スキー先端部のエッジの尖りはほぼ生きているから、そこの直角90度にだいたい合わせる感じだろうか?

さて、試乗であるが…

カンペキっ!! カンペキだよマミー!!!

…実は昨シーズンはコレでゲレンデに望んで大満足を得たのである。コワかったアイスバーンにも積極的に乗ることが出来た(ラッキー)。スキーというかスポーツ全般に大敵なのは恐れであり、成長途中のスキーヤーにとって丸いエッジのへっぴり腰アイスバーン程逆効果なモノはないのだ。

白馬の雪解け水の産湯に浸かり、北アルプスのゲレンデ近代化と共に成長した父親の板もちょいと丸くなっていたので、このエッジ砥石加工を施してあげた所、『あんま変わらない』というありがたい言葉をいただいた。長老にとっては体重を乗せる場所が判っているのか、元々テキトーに流しているのか、素でチャールストンで遊べる人物にはあまり関係がないのかは良く判らないが、ちょっとビックリした。彼曰く、エッジもそうだが、板のコシにこだわりがあるらしく、新しい板にはコシがあるという。(ちなみに彼はモーグルという概念は知らない)

まぁ、そんな父の板も、私の板も、それぞれの家の玄関で左右の板が個々に壁に滑走面をつけて立て掛けられ、今年はそれといったメンテナンスもされずに今シーズンの出番を待っているのである。親子揃ってしないことはしないらしい。少し違うといえば、父はエッジに油性マジックを引いている所か。

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●初夢を見た?!●
〜 洗濯機 と スーツ と アイロン 〜




 初夢ってのは、いつ見る夢なんだろうか?
 今年に入って、webmasterは、とある夢をみた。
 確か、21世紀に入って始めて見た夢だ。


初夢 まずぼんやりと出てきたのは、スーツ(下)である。

初夢 おやおや、洗濯機に入っていくのかい?

ドライクリーニングはそこじゃ出来ないぞ。。。

"じゃばじゃばじゃば…"

アララ、水が入っていくよ。洗剤まで。
桶に水を張った絵の上に、ばってんがついたキャプション
"水洗い禁止" ってタグが付いていなかったかい?

気にする僕を全く無視するように、夢はどんどん進んでいく。
"ランジェリーモード" で洗濯機は仕事を行うようだ。


初夢 「やや、止めてくれ! オレのスーツが…」


しかし、所詮夢である。止まる訳がない。
それに夢を止めるには、思い切って自分から目を覚まさなくてはイケナイのだ。


『ねぇ君。本当に、夢の続きを見たくはないのかい?』


耳元で、絵に描いたような黒い小さな悪魔が囁く。
本当に、身近に悪魔は存在するのかしれない。

結局、自分は、自分の意志で体を起こす事が出来なかった。

ものの10分程度で、洗濯機はその動きを止めた。
音もなく、スーツが回転筒から出てきた。

初夢 …ちょっとシワが気になる。

そしてそのまま、日なたで吊される。
だけどカラカラにはなるまでは吊さないらしい。
軽く水分が飛べばいいのだとか。。

そしてアイロンがけ。
別に、普通な仕上がりである。


* * * * * * * * * * * * * * * * *


…と、ここで目が覚めた。
気が付くと、この間のドライクリーニングでは落ちなかった、
ベタベタ感や独特な匂いが軽減したスーツが吊してあった。
危うく捨てられる運命にあったそれは、清潔感が溢れていた。


もともとスボラでクリーニングのスパンが伸びすぎた(特に夏期)のが
原因と推測されるが、まぁこの5年落ちのカナリ安物のスーツ。
(ちなみに生地はウールのようだ)
このまま捨てられるよりはマシなのかもしれない。

いやいや、まだ全然イケそうだ。夢ではフツー洗剤を少な目に使っていたらしい。
(他のモノは一切使用していないようだ)
これで、次の夢がスーツの上着を洗う事にならないことを祈っている。。。


追伸:この内容は夢の中の出来事のため、マネをしてトラブルが生じてもwebmasterは一切の責任を負いません。

…というか、夢の内容とはいえ、実際にはしない方がいいんじゃあないかと……

追記−−−

こんな製品もあるんですねぇ。。。CMで見ました。ご参考まで。

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●古賃貸の暖気対策!!●
〜 豊かな(?)あたたかさを求めて 〜



01/01/20の雪 寒い。寒すぎる。
しかし暖冬となるとどうしても関東では雪が降りやすくなる。今年は2度(いや、今日で3度目だな)も降雪を記録し、まだ降りそうなイキオイである。清々飲料のキャラクターでは無いが、雪にまみれて遊んでカゼをひいてしまった人も多いんじゃないかな? 私もそんな少年心を大切にしたい、、、所ではあるが、深夜に男一人がはしゃいでいるのも何なので、ぐっとこらえて密かにスノードライブを楽しむことにしている。

丁度今頃が一番寒いのだろうか? 飽きもせず、この寒空の下、自転車通勤をしているwebmasterであるが、北風を受けながらの帰路はペタルが重く、やっぱり家に帰ったら、

<妄想開始>

床暖房がさりげなく効いたソフトな白熱灯の暖かい部屋で、
ピンクのエプロン姿の彼女がつくるやわらかいシチューをたらふく食べたいモノだ。
そうそう、ブロッコリーは多めにのせて欲しいな。

</妄想終了>

という思いで一杯である。(笑)
しかし現実には、昼間の太陽が部屋に残してくれた少しの温もりと、冷え切った白米が私を迎えてくれる。なもんでガスストーブ(灯油は禁止なのね)を点けながら永谷園のお茶漬けで暖をとったりする。(あぁ…) でも旨いんだ、コレが。

ところで、古いこの木造賃貸(築30年でほぼ自分と同年代)の1DK、いくらストーブを焚いても窓付近は何かスースーするのだ。どうやらガラスそのものが劇的に冷たく、部屋内の暖気が奪われているようだ。ムムム、窓ガラスってのは、そう言うモノなのか。何かいい方法は無いだろうか?

断熱シート そんな、とある日曜日。フラフラと日曜大工店を徘徊していたら、なんともまぁノスタルジィなパッケージを見つけてしまった!

じゃーん!「ガラス断熱シート」!!
う〜ん、なんてそのまんまな名前なんでしょう。(そしてこのモデルさんは何回、冬を越しているのだろう?)透明な梱包材の様なシートはビニルの細い角パイプが並列に繋がったようなもので780円だそうだが(原価はメチャ安そう)、何の疑いもなく購入して試してみることにしよ。

タイムスリップなガラス 左は施工後写真であるが…あらら、なんか、劇的にみすぼらし…ぁ、ぃゃぃゃ…懐かしい様な。。。取り付けは紙の両面テープだし。ノスタルジックなパッケージ写真は、実装状態の事も意味していたのだろうか? う〜ん、困った、参った。この外観では暖かいシチューはおろか、それを作ってくれる(かもしれない)異性の訪問者をも拒絶するのではないか? これでは、夢ある男の独身生活にとって死活問題になるカモ。。。まぁいいや、とりあえず、そもそもの断熱効果をチェックすることにして、ちこっと美観は忘れる事にしよう。

その夜。

ん? んん?

げげ、劇的に効いているではないか!
これは高価なペアガラスと同等、ぃゃ、余裕でカモっているかも知れない?!
す、素晴らしい!!!


(特に外気に接する窓をもつ風呂場にはオススメ)

ストーブもオートセーブ状態になるのが早く、こんなに静かにゆるゆるしているじゃないか。こんなに暖かさが体感出来るんだったら、もっと早く試せば良かった。と言うことで、もう一セット購入して部屋内のキーになるガラスには軒並み設置することにする。(台所、玄関付近のダイニングに直結しているガラス部分に設置)

む〜ん、外観はかなりタイムスリップだけど、極楽極楽。暖かいエナジーをより有効利用出来ている気がするぞ。外観? マァ男の一人暮らしなんて全部が実験なんだから別にいーじゃん! というか、こんなにさりげなく暖かさを感じる事が出来るならば、断然、自分は暖をとる事に決定!(という事で実施の際は、訪問者向けに、外観について何か言い訳を考えておきましょう)二ヶ月もすれば浮いたガス代で投資分は戻ってくるカンジである(ウチの場合はネ)

目張りグッズ? でも、でもね、もう一声行きましょうよ。ポイントは玄関の扉のスキマと台所の換気扇。よーく見るとスキマありありで外と筒抜けの箇所があるモノなんですよ。なもんで対策品は、スキマテープ(95円)と換気扇カバー(130円/1ヶ)。こいつらを設置して、もう一晩、暖かさ具合を体感してみましょう。結構、効きますよ〜(玄関扉は最初、締まりが渋いケド、そのうちきっと馴染んでくるはず。換気扇カバーの定着は簡単一発両面テープです)

…どうですか? 暖かさは感じられましたでしょうか?

−−ちなみにここの記事は、特に古い木造住宅に有効です。RCやPCなコンクリなマンションとかだと壁蓄熱が有利な上、意外と窓が小さかったりするので、効果は薄いかも知れませんね。−−

『ただ部屋が暖かいだけで、こんなに幸せな、豊かな気分になるんだなぁ』と、そんな気持ちになってしまった。まぁ、古い賃貸に長く住んでいると、今まで日本がスルーしてきたノスタルジィを感じながら生活する事になるんすが、(こんな感じで)手を入れたりするのも、案外楽しいんだよなぁ。古い物を大切にしながら生きてゆくってのも、悪くない。

あとは、シチューを上手く作る方法、コレを見つければこの冬はカンペキなんだけどなぁ〜
(でも自作が↑手っ取り早いんでしょう? 自らエプロンしてシチューを。。。(泣;))

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追伸:そうそう、是非、tomoya.comのアルミサッシ変造もお試し下さいne。



●使用電力を考える●
〜 あっぱれ電球型蛍光灯ナリ 〜



2月も連休を過ぎるとぐっと暖かくなり、こちらでは梅の花もチラホラ咲き始めた。スキー場では雨が降り始めたりしているのだろうか? シーズンが終わってしまうのはちょっと寂しいが、やはり暖かい気候は体が素直に動きやすいものである。

01/01/28の雪…もっと積もったけどネ しかし今年は良く雪が降ったものだ。結局暖冬では無かったようだが、関東地方にこれだけ雪が降るとやっぱり支障がでまくりで喜んでもいられない。
『まだまだ降雪が不十分なのだ!』などと某掲示板で調子にのって発言したりもしたが、振り返えるとやっぱり関東地方には、あまり雪が積もってはイケナイ様に思う。(ちなみに長岡では十数年ぶりに水道管が凍ったらしい)

でも、昨晩の天気予報を気にしながら、冷え込んだ早朝に目覚めてまさか?! と思って雨戸を開けたら一面が銀世界だったりすると、何とも言えない深い気持ちになったりする。でもっていち早く外に出たくなるので不思議なものだ。
ただ自分としては、この冬がすんげぇ寒かったとは感じていないのである。多分自転車通勤で初めての冬だったり、我が借家の
暖気対策をとったりして去年とは比較出来てないからなんだろう。

そんな厳冬の中、久しぶりに東急ハンズに行ってみた。ハンズといえば今や全国展開するストアであるが、ほんの15年前には渋谷だけにしか無かった。しかも現在の1/3のビル部分しかなく(現在のBC棟は増築だよな)それそこおもちゃ箱をひっくり返したようなイメージで、我々ティーンエイジャーの聖地であった。遠路はるばる埼玉からツアーを組んでは、五島プラネタリウム(今年の3月11日で終わりらしい)とのカップリングで楽しんだモノである。

結局、今回は目的のものを見つけられなかったが、結果沢山のモノを衝動買いし、大きな荷物を持って帰ることになってしまった。う〜ん、大人になっても一緒なのねぇ。。

で、その一品の中には、在庫処分の電球型蛍光灯があった。旧型の一回り大きなサイズの100W型(25W)で980円。お高く感じる方もいらっしゃるかも知れないが、普段の売価は1,500円は下らないものなのである。コレは迷わず買いである。(いや、実は2つ買ったから迷った)

消費電力148W!! というのも、前にクランプメーターで遊んでいた時に気付いた事なのだが、例えば良くある丸形蛍光灯ペンダント(40W+30W)の使用電力は、その合計消費電力は70W、、、でなく、なんと2倍の148W!! も消費しているんですね〜。
(これは蛍光灯専用の電気スタイル(?)を作るために蛍光灯安定器なるものが灯体内に存在し、それが電気を喰っている為。ちなみに40W点灯での消費は合わせて98W)

つまり、今こうして夜な夜なパソコンに向かって、だらだらだらと文字を打ったり、サイトをみたりTVを見たりラジオ聴いたりしているときに、ただ単に部屋を明るくしている電力が思いのほか喰っているという事で。別に読書をするわけでもないし、深夜になるとヤケに明るく感じたりして勿体なく感じていたので、これを消費電力の小さい電球型蛍光灯の明かりを間接照明にしてそちらにスイッチしたーいという訳である。

バブリー間接照明(カサ無し)消費電力25W ニッョキリ照明 同25W とはいえ、丸形ペンダントに直接付けることは出来ないので、同一部屋内に発熱電球用のネジ込み式E26ソケットを天井に近めのコーナーや壁際にセットするのである。たまたまウチに余っていた移動型バブリー間接照明(カサがスイセンのように上に向かっているタイプ)をコーナーに設置し白昼色を、また壁からはラッキーなことにニョッキリと間接照明用ソケットが出ていたのでそれには白色タイプをセットしてあげた。(ちなみに6畳部屋に2灯です)

でねぇ。。電気代、どうなったと思います?

ウチ、もともと20A契約で月額2000円ちょいぐらいで少ない方なんですが、上記照明導入後は、なんと月額1500円台になっちまったんですの。スゲくないですか? 4ヶ月ちょっとで投資分を回収出来ますね。まぁ統計は12〜2月の3ヶ月間しかとっていませんし(つったらハンズいったの11月ぢゃん!)各家庭、各家人の生活スタイルの違い(と部屋の寸法の違い)がありましょうから、今サイトをご覧のみなさまのお宅で同じ事をしても必ずそうなるとは言えませんケド。

もちろん食事したり字を読んだりする際は従来通りの照明をつけますが、どー転んでもテレビ(及びモニター)しか見ない時間帯には上記照明へとスイッチするのです。屋内照明にもプリンターの省電力如き時間があってもいいような気がしまして。日本ではホテル以外の場所であまり馴染みのない間接照明ですが、慣れると案外よいものですョ。山の方のペンションとか行くとオーナーが暖炉の前でくつろいでいる様なイメージ? それとなく副交感神経を刺激して、夜もフロに入って寝る頃には眠気を覚えたりするのが心なし多いカナ? と。(当社比)

台所上蛍光灯 15W 消費電力33W あ、そうそう。台所の上によくある15Wの蛍光灯の消費電力は33Wでした。普通の蛍光灯の場合、目安として蛍光管のおよそ倍+αぐらい電気を喰っていると考えれば良いかな?

(ちなみに電球型蛍光灯は相応する白熱球と比べると、キモチ見た目が暗くなるのが(経験上)一般的なのでご購入の際はご注意を。)

おしまい。

春休み自由研究 (2001)

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